私は、日本にいる間はあまり邦楽を聴いていなかった。ファンになってCDを買ったのはユニコーンぐらい。
普段は、オルタナ系~UKロックなどの洋楽を中心に聴いていた。
テレビやラジオで流れてくる邦楽を聴いて「いい曲だなぁ」と思ったりはしたけれど、それらの楽曲のCDを買うには至らなかった。
しかし、イタリアで生活するようになり、常に日本語が恋しいせいか、以前よりも邦楽への興味が強くなってきた。
今は昔と違って、簡単に曲が聴けたり動画が観れたりするので、ほんの少しだけ興味があるものでも直ぐに聴き見して好きにも嫌いにもなれる。そういう自由と便利がある。
そして、ここ最近大好きになったのが、ブルーハーツ!
オイオイなにを今更と思うだろうが、まぁ聞いてくれ。
私が中高生の頃、ブルーハーツは大人気だった。そして私にとっては、その大人気がゆえに認められないバンドであった(汗)。
そのころの私は、メジャーを嫌うある種のひねくれもの(しかも、それがかっこいいと勘違い)であったため、身近な学生バンドが競ってブルーハーツをコピーしている姿を見て「ダサっ(そんなお前がダサい)」と思っていました。
そして何年もの月日が過ぎ、インターネットにi podそして動画サービスも充実するようになった昨今。
ある日、インターネットでラモーンズを検索中、しかも音楽ではなくヘアースタイルを探していたら(美容師さんへの説明用の画像を探していた)、エイトビートつながりなのか、ブルーハーツの「人にやさしく」が出てきた。
曲を聴いてみて、ああ、知っているこの曲懐かしいなぁ・・・「人にやさしく」って曲だったんだ・・・と、そのまますっかり好きになってしまい、そこからは、ブルーハーツのあらゆる曲やビデオを聴いて観て、そしてハイロウズ→クロマニヨンズも聴いて観て、今は斜に構えていた学生時代の自分を恥じ、ヒロトもマーシーも尊敬。
いい、すごく良い。
30代後半にして、やっと正面から曲(邦楽・洋楽・メジャー・インディー良ければ何でも構わず)を聴けるようになった自分に乾杯!
その昔、斜に構えるおバカな高校生だった私は、ヒロトのことをキモイと思っていたのだけど(本当に失礼)、
最近は、YOUTUBEでライブを観ながら「ヒロトって(キモ)かっこいいんだ」と思うようになりました。
