無視する人、わざと間違った道を教える人

道を尋ねてきてスーッと消える人

先日、ヴィクトリアの中心地から、ゴゾの病院の敷地を抜けて(通行可能の近道)、家に帰る途中に起きた出来事~。

娘共々買い物袋を両手に下げながら、ゴゾの病院へ向かう坂道を上っていたところ、車を運転していた女性に呼び止められた。

ゴゾの病院へ向かう坂道。ここから右へ行けと言ったのに…。

「シュレンディ(Xlendi)への行き方は…。」

と、女性。

シュレンディは、ゴゾ島の南西岸にある街。
ヴィクトリアからの距離は約2.5km。
私たちがいた地点からそう遠くはないが、「そこのブロックを3ついった場所♪」の様な近さでもない。

その女性は地図もナビも持っていなかった為、とりあえず、シュレンディへの案内標識がある地点までの行き方を説明した。

ここで言っておきますと、わたくし、道案内が超~~~下手。
誰かに道を説明する度に、「今の人、私の道案内のせいで、もっと道に迷ってしまうのでは…?」と、心配している次第…(汗)。

しかし、

その時ばかりは、自分でもビックリするぐらい完璧な道案内をした!
隣で聴いていた娘もビックリの、一流道案内であったと思う(普段どんだけダメなの?)。

偶々さえていたのか?奇跡か?はたまた何かが乗り移ったのか!?
とにかく、あれはいつもの私ではなかった(笑)。

が、

その女性、一通り私の説明をきくと(聞いていたんだかどうだか)
うんともすんとも言わず、こちらの目も見ず、表情一つ変えず、スーっと車を発進

・・・・・

イタリアに住んでいる頃だったら、そんなことは日常茶飯事だったし、別に危害を加えられたわけでもないので、

「あ、そう」

と言って、終わりにしたと思う。
周りに期待しなくなっていたので、気にもならなかったはずだ。

が、しかし、

ほんわかゴゾでの生活に慣れてしまったせいか、

パーフェクトな道案内ができた!という自信があったせいか、

私もつい、相手に期待をしてしまった。

簡単にイラッとしてしまった。

「なんだよ、チッ(怒)。間違った道を教えてやればよかったな…」

とまで、思ってしまった(悪)。

すると、

私の意地悪な思いが通じてしまったのか、その女性が私の説明など聞いていなかったからなのか?
その車は、先ず右折しなければならない所を直進、そして左折、病院の敷地へと消えて行った…。

・・・

つい、意地悪なことを思ってしまったが、

世の中、色々な人がいる。
もしかしたら、あの女性には、ありがとうを言えない何らかの事情があったのかもしれない。

わざと間違った道を教える人

イタリアで生活をしていた頃、頻繁に道を尋ねられることがあった。

そういう機会があまりに多いので、

「なんで、明らかに外国人の私に道を尋ねるかなぁ?」

と、夫に訊いてみた。

すると、

「そんなの決まっているじゃないか!皆、イタリア人に尋ねてウソの道案内をされるのが恐いんだよ。外国人、特に無害そうなイメージのある東洋人には尋ねやすいんだよ!(一瞬聞こえはいいが、ナメられているという事でもある)」

と、夫。

しかも、

「知ったかぶりで違う道を教えるとか、適当なことを言ってしまうとかではない(それもあるだろうけど)!意地悪でウソの道案内をするヤツが多いから気をつけろ!俺は何度もハメられた(怒)。」

と言う。

何度もハメられたって(汗)。

夫の運が悪いだけでは?と思い、イタリアの親類や友人にも何気に訊いてみたところ、

「そうよ。本当にそういう人がいるんだから!あなたも気を付けなさいね。」

と、皆に念を押された。

見知らぬ人に意地悪でウソを言って、「イシシシシッ(悪の笑い)」って満足するのか!

まぁ、彼らにとっては「いたずら」なのでしょうが、可愛くもなんともないわよ(汗)。
ただの幼稚です!

「親族に一人は車の拳銃強盗に遭った者がいる!(夫の従弟のように)」とまで言われるナポリに比べたら、グンと犯罪率が低いミラノ周辺であっても、

  • ある朝、家の近所の道に路上駐車(違反駐車ではない)していたすべての車のタイヤが、ナイフで切り裂かれていた(道一本分全部!)。
  • 住宅街にて、隣のゴミ箱共に燃やされてしまった、義理の妹の車。
  • 強盗に入られ、無理やり得体のしれないクスリを飲まされ3日間昏睡状態に陥った、夫の友人の両親。
  • バイクに乗ったひったくりにバックを引きずり取られ、いまだ片腕にその時の後遺症が残ってしまった、元同僚のお母さん。

等々、身の回りでも、こういった嫌な事件が起こるわけだから、
しかも、ニュースにならないんだな、コレが(汗)。

だもん、意地悪でウソの道案内をするヤツぐらいいて当然なのかな(汗)。

スリ・置き引き・空き巣・泥棒は日常茶飯事だし、貴重品をどこかに置き忘れたりしたら、速攻で紛失するし…。門にオートロックが付いていない家なんてないし。

もー、玄関のカギ穴に、平気で鍵をつけたままにしているゴゾとは大違いだわ。

私の感覚がユルユルになるのも仕方あるまい。

イタリア生活で得た心得「期待しない・気を抜かない」は、生きて行く上でとても役に立っていると思う。

が、一度手にしてしまった平和ユルユル生活(ゴゾ生活)は手放しがたい。

間違っても、「ウソの道案内をしてやろう♪イシシシシッ」なんていう人間にはならないよう生きて行くので、これからもゴゾにいさせて~。

先生から娘10歳へのプレゼントはピアス
ドウェイラのブルーホールで泳いできた