今迄で一番きつかった旅:東京~クアラルンプール~ロンドン~ミラノ
あれは2000 年の夏。
私が、イタリア行きを決めた時のことです。
様々な書類手続きは完了し、後は航空券の手配を残すのみ。
私は、航空券購入のため、某旅行代理店へ行きました。
がんばってくれた(のか?)某旅行代理店
8月とあって、どこの航空会社も満席。
しかも、私がほしかったのは1年OPEN券。
普通のFIX券でもなかなか見つからないのに、OPEN券は無理だろうと諦めかけていたところ、代理店の担当者さんが大奮闘!
アリタリア航空とマレーシア航空の1年OPENチケットを見つけてくれたのです。
アリタリアはイタリアの会社なので、もちろん直行便。でも、高い…。
一方のマレーシアは、南周りで乗り継ぎ待ち時間5時間のロンドン行き(+o+)。が、うれしい格安♡。
超ケチケチな私は、迷わず後者を選びました。
そして、ロンドンからミラノまでのフライトを、ブリティッシュ・ミッドウェイという航空会社で追加。
今思うと、この追加の仕方がマズかった。
マレーシア航空は、ヨーロッパ内の短距離運行はしていません。
ですから、必然的に他の航空会社を利用してミラノへ行く事になります。
すなわち、ヒースローにて、一度入国手続きをし荷物を受け取り、新たにチェックインをしなければならないという、とても面倒臭いことだったのです。
ヒースローは一言にデカイ。
ターミナルも5つあります。
通常の乗り継ぎでも手こずります。
そして、何より、非EU国籍者の入国審査への列が長いっ!
しかし、ロンドンまでのOPENチケットを取れた時点で安心してしまった私は、
「これだけ乗り継ぎ時間(1時間15分)があれば大丈夫でしょう」
という、旅行代理店の言葉を疑おうとしなかったのです…。
いざ出発!余裕なクアラルンプール
出発の日がやって来ました。
成田空港には、預ける予定のスーツケース他、大きな手荷物を引きずる私がいました。
約5時間のフライトでクアラルンプールに到着。
そこから5時間、免税店をぶらぶらしたり、コーヒーを飲んだり。
すでに、クアラルンプールでの乗り継ぎ経験があったので、時間つぶしはお手の物。
しかも、空港内がリニューアルされたらしく、まるでショッピングモールのよう♪。
あっという間に、搭乗時間がやって来ました。
23:55(ぎりぎり同じ日)、クアラルンプールを出発!
トルコ上空近くまで爆睡。
後は、食事をして雑誌でも読んでれば到着~♪と、超快適な旅を楽しんでいました。
その後、ロンドンに遅れて到着するとも知らず…。
冷や汗が増えていくロンドン
ロンドン到着。
遅れがあるので、急いで入国審査へ。
予想を上回る長蛇の列!!!
かなり苛々しながらも入国手続き完了。
すでに30分経過。
荷物を受け取り、カートに乗せる。
ここからが問題!
目的のターミナルへ歩いて行くとなると、地下通路を使って行かなければならない。
しかも、距離がわからない!!
パニック( ゚д゚)!!!!!!
矢印を追って必死に急ぐ。
それにしても、スーツケースと手荷物、合わせて30kg以上と一緒に移動というのは、並大抵のことではない!
しかも、この通路、所々に登り坂がある(汗)。
その通路を移動する私の顔は、不安と疲労でグシャグシャだったと思う。
何分間走り歩いたことだろう。
まさかの乗り遅れ…
どうにか、ブリティッシュミッドランド航空カウンターに到着。
時計を見ると、まだ30分ある。
「短距離のフライトだから、きっと大丈夫!!」と、チェックイン係りの顔を見ると、
なんだか残念そうな表情。
遅かりし(´Д⊂ヽ。
汗だく+絶望=怖ろしい不幸顔だったのでしょう。
不憫に思った係員さんは、
「次の便は無理だと思いますが、他の便に空きが出れば、乗れるように手配しますので・・・。」と、努めてくれました。
「あー、乗り継ぎ時間多くとるんだった。」と、言っても後の祭り。
1時間半では無理。絶対無理。
「無謀な乗り継ぎ時間でチケットを出した代理店(-_-メ)」を恨みましたが、私もOKしちゃったからな…。
自己責任になっちゃうからな。
空席待ちに
待つこと3時間。
-空席無し。
待つこと5時間。
もう、無理だろう..と諦めていたところ、多分OKというではないか \(~o~)/。
荷物を預けて搭乗ゲートヘ。
どうやら、私の他にも同じ状況の人がいる様子。
名前を呼ばれるまで待機してとの事。
30分経過。
やっと私の名前が呼ばれたので、搭乗券を手に機内へ。
席についてシートベルトを締める。
後は、飛び立つのみ!
安心した途端、「なんだ、どうにかなるんじゃん!」と、余裕に(あまいっ)。
が、待てどもまてども飛び立たない。
荷物の整理に時間がかかっているのかな?と思っていると、突然アナウンスが入る。
「ミス ジュンキーナ OOO」
私の名?
乗務員の所へ行く。
すると、
ノ・レ・マ・セ・ン・・・・・・(泣)。
途方に暮れてヘロヘロの私は、搭乗口に戻されてしまいました。
搭乗口では、イギリス人女性が係員と口論、イタリア人女性が泣き崩れていました・・・。
どうやら、二人とも私と同じ境遇のようです。
係員曰く、その日のフライトはあと一便のみで、空席が出る見込みは無いとのこと。
呆然としながら口論しているイギリス人女性の方を見ると、
遂に係員が、
「私達の責任ではありませんから!」。
きつい一言ですが、確かに彼らの責任ではないのです。
相変わらず、イタリア人女性は泣き崩れていました。
空港でチケットを買う
ロンドンで一泊して明日に希望を持つという手もありましたが、明日のフライトに乗せてもらえる保証は無い。
これは緊急事態。
ケチの掟は破ります!
と、クレジットカードを取り出し、空港内にて正規の航空券を購入。
ブリティッシュエアウェイズで4万5千円也〜。
普通に代理店で買えば1万5千円くらいの物をねぇ。
仕方がない。
私が乗るはずだったブリティッシュ・ミッドランドは、ミラノ・マルペンサ空港行き。
搭乗の確定したブリティッシュエアウェイズは、ミラノ・リナ-テ行き。
同じミラノだけど違う空港。
歩いてなんか行けない距離。
とりあえず、係の人に説明はしてみたけれど、きっとマルペンサには届かないだろうな…と。
ミラノに到着!しかし荷物は紛失
マルペンサに到着したら、荷物は見当たりませんでした(_ _;)。
予想していた通り、荷物はリナーテへ。
しかしながら、私は怒りませんでした。
「もーミラノにあるのだから良いではないか!家まで届けてもらえるわけだし!!」・・・と、空港を出て行ったのです。
正直ヘトヘトで、荷物のことなどどうでも良かったのです。
むしろ、手ぶら(大きな手荷物はあったが)で清々しかった!
が、それだけでは終わらない・・・
この時点で、清々しいなんて言っている場合じゃなかった。
まだまだ続きがあるのであった。
結局、荷物が届いたのは、4日後のこと(汗)。
南回りの長旅→遅れて到着→大荷物で移動→乗り遅れ→乗れるといわれたが結局乗れなかった→空港で正規航空券購入→やっとミラノ到着→荷物が届かない(着替えが無い)….。
イギリスの夏にシャワー無し(シャワー事件)の後は、ミラノの夏に着替え無しでした。


