先日、イタリアのテレビで「日本の死刑囚3人の死刑が執行された」というニュースを見た。
死刑確定から執行までの時期が短かったので、ここイタリアでもニュースになったのだと思う。
この3人が起こした事件の概要を読んだけれど・・・どれもむごい。
人権問題や冤罪問題も絡んでくるので、一概に死刑賛成とは言えないけれど、死刑廃止という意見にも賛成しかねる。
現在、イタリアの死刑は廃止されている。死刑廃止は、基本的人権の保護という意味では理解できる。でも、極刑が無い状態だと「どうせ殺しても死刑にならないしぃ」と罪を犯す、倫理観にかけた浅はかな人間が出てくるのも事実。そういう自己中心的な人間には、罪に見合った刑罰の存在をもって「あなた、こんな悪いことしたら痛い目にあいますよ!」と強く警告する必要があるのでは(いくらか効果があるのでは)?と、思うのですが。
全員が立派な倫理観をもつ完璧な世界ならば、とくにルールを決めなくても気持ちよく協力し合えるだろうし、殺したり傷つけあったりもしないだろう。が、そんな理想郷、あるのかな?
考えさせられます。
