昨夜家に帰る途中、突然ピー太郎が、
「僕、パニックに陥っているみたい。助けて…」
と、青い顔をしてつぶやいた。
「頭の中で、過去のことやらなんやらがまるでデジャブーのように重なっている。でも一体なんなのかわからない・・。」
??
何を言っているのだ、ピー太郎??
病気の予兆?何かの発作??
普段のピー太郎からは、こんな言葉は絶対出ない。
貧血にしては変な症状だけど、とりあえず家まで肩をかして連れていった。
救急車を呼ぶ準備もしていた。
何も憶えていないらしい
家に着くまでの間、何だかんだとピー太郎は話をしていた。
しかし、同じことを繰り返し言い、
「ああっこれさっき言ったよね」・・・・。
私が今言ったばかりの映画の題名が思い出せないらしく、
「なんていう題名だっけ?思い出せない・・・」
3分おきに繰り返し教えてあげても、思い出せないというのだ!!
心配だ…病院で検査したほうが良いのでは?
そして、それが起こったのは私が夕飯を作っている時。
ここしばらく、彼は過激なダイエットをしている。
頑固一点張りにサラダばかりを食べている。
しかし、今日こそはちゃんと食べてもらわないと・・・。
「ホーレン草のソテーと卵焼き、ピー太郎の分も作っているからね。無理なダイエットはダメ、パンもちゃんと食べるんだよ!」
と、ピー太郎を見ると、彼は目を半開きに痙攣していたのだ!!!!!
死んでしまうのかっっっ!心臓バクバク。
でもでも、私は冷静でいなければ!
「ピー太郎!聞こえる??ピー太郎!!」
と、10秒後。
「何!?ジュンキーナ。何が起こったのどうしたの?僕、居眠りしちゃってた?」
と、平然と聞き返してきた。
とりあえず砂糖水を飲ませ、それでも症状が良くならないようだったら、病院へ連れて行こうと思った。
幸い、3分後には砂糖が効いてきたようで、ピー太郎の頭の中はすっきりしたらしい。
フ———良かった。
その後、ピー太郎の頭の中は、いつもの状態に戻ったようだった。
しかし、家に帰る途中から砂糖水を飲んだまでの事を全く思い出せないと言っていた。
・・・・・・・・
頑固なダイエットは今日限りで禁止!
だいたい、生野菜+豆またはツナまたはキノコしか食べないなんて無理がある。
「栄養バランスを考えて、量を少なめで食べた方が良いんじゃないの?」
と言うと、
「何いってんだ。僕はね、好きなもの(肉など)は量食べないとダメなの。たくさん食べれないのなら、全く食べないほうがいい。そのほうが精神的にストレスがたまらないんだから。それに、君と僕じゃ体の構造が違うんだよ」
と大理屈をこね、
更に私が、
「ピー太郎。何事も自分の思い通り楽チンにいくと思ったら大間違いだよ。あんた、5日で4キロ減ったって言ってたけど、それ、脂肪じゃなくてグリコーゲンが減ったんだよ。グリコ-ゲンが減ると体に害があるってよ!何かあってからじゃ遅いんだよ!わかってんのっ!!( ̄^ ̄)」
と言うと、
「そうやって、すぐに体に悪いって言う。人生なんて一度しかないんだよ。死ぬだの癌など言っていたらやってらんないよ~~だ。フン!まったく、ジュンキーナは小うるさいんだから・・ブツブツ」
となる。
が、今回の「白目むき」は、さすがにマズイと思った様で、
「もう、頑固ダイエットは中止」
と、ピー太郎。
「そうだよ、あんた。来週はお友達も来て、美味しい物を食べる機会が沢山あるんだよ!そんな中、独りでそんなヘンテコサラダ食べていくつもり?」
と言うと、ピー太郎はただただ首を横にふっていました。
ピー太郎よ!もう20歳の頃とは違うのよ。
あんたは毎日ストレスと仕事の35歳なのだから・・・。



