8月に入りバカンス時期本番に入った今週頭から、街がし~~んと静まり返っています。
しかも、8月に入ったとたん気温と湿度がぐんと下がり、カラッ とした 心地よい日々が続いておるのですなぁ。
中心地のお店(チェーン店を除く)の多くもバカンスで20日くらいまでお店を閉めてしまうため、本当に街はがらんが らん。街を行きかう人といえば、まだ仕事が残っている人と老人くらい。
バカンスに行かないと可哀想がられるイタリア
イタリアの多くの会社は、会社自体を夏休みで数週間閉めてしまうため、長い人だと8月の1ヶ月間、短くても1~2週間はバカンスを取れてしまいます。
そして、被雇用者はバカンスのための休暇をとる権利があります。
そんな環境の中、バカンスに行かないとなると、
- よほど仕事がてんてこ舞い。
- 仕事は休んでいるのだけれどお金が無いのでバカンス旅行へ行けない。
のどちらかになるわけですな。
バカンスへ行かない私たちを本気で心配する舅・姑
どういった理由があれ、バカンスに行かないということは、イタリア人にしてみれば「なんて気の毒な!!」になるわけです。
先月2週間ギリシャでバカンスをして、今週からはナポリに滞在している舅・姑も
「仕事は休めないのか??あなた達は海辺でゆっくり休まなきゃ駄目!」
と、マジで心配しております。
イタリア人がバカンスへ行かないということは、日本でいえばお正月に実家にも帰らず独り寂しくテレビを見ているような 感覚なのでしょうか。
大体、バカンスったって、多くの人はキャンプをしたりキッチンつきのアパートメント、又は3食付で1週間の滞在からOKの割安のホテルに 宿泊するのが普通なので、金銭的には週末にちょっと良いホテルに泊まるのと何ら変わりは無いのです。
子供の夏休みが大人になってもある。そんな感じです。
私も、6年前イタリアにやって来た時は、「イタリアなんだからやはり夏はバカンスでしょ!」と思ったものです。
しかし、その頃、夫は駆け出しの経営者(今も駆けっぱなし)、休暇をとる余裕など無し(今も同じく)。
この6年で夏休みといったら、3年前にキャンプをしながらコートダジュールとバルセロナを周った時くらい (何だかんだと1週間)。
突然夫がバカンスを提案
やはり夫もイタリア人。「子供が生まれるというのにバカンス無し?そんないけない、かわいそう!お腹にいるうちからバカンスに連れて行ってあげたいよ~!」と、イタリア人の血が騒いでしまったらしい。
「例年通り週末旅行して終わりだろう」という私の予想を覆し、夫、1週間のバカンスを提案!わ~~い!!嬉しいよ~~!海海海ー♪ってまだ宿泊予約もしていないけれど、リグーリアの海へ行きたいな♪
