武士と蘭学のまち佐倉をめぐる

先日、銀行のフリーぺーパーにて、「城下町佐倉を歩く」という特集が組まれていました。

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千葉銀行のフリーぺーパー「ひまわり倶楽部」。

わたくし、日本に帰って来てからというもの、成田の参道にばかり気を取られていましたが、実はお隣の佐倉も歴史あふれる城下町。
すでにお城は残っていないものの、町には多くの歴史建造物が残っているらしい・・。
しかも、あの順天堂大学の基礎を作った佐藤泰然が病院兼蘭医学塾「佐倉順天堂」を開設した場所らしい・・・。
ひまわり倶楽部の写真を見ているうちに、気分はすっかりドラマ「JIN-仁」の世界に♪ 頭の中では、大沢たかお扮する仁先生が頻繁に発する「ペニシリンを使いましょう」の言葉がグルグル。

仁先生(の世界)に会いに、いざ、佐倉へ!

「三館共通入館券(一般¥540/学生¥270)」(三館どこでも購入可能)がお得な、武家屋敷~旧堀田邸~佐倉順天堂記念館めぐりをして参りました♪

武家屋敷へ行く

その前に麻賀多神社近くの房州屋さんで「般若そば」

佐倉に到着したのが丁度お昼だったので、まずは腹ごしらえ♪

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佐倉総鎮守の麻賀多(まかた)神社。秋祭りに登場するこの神社の大神輿は、1m51センチもの千葉県最大級神輿!
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80年以上続く老舗の蕎麦屋「房州屋」。
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しっかりコシの強い太めのそば。手前は、辛口の日本酒をかけて食べる粋な名物「般若そば」。奥の船に乗っているそばは、とろろそば。
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ルパン3世の作者モンキーパンチ氏もおそばを食べに来たらしい♪

ひよどり坂を通り抜け武家屋敷通りへ

腹ごしらえが完了したところで、武家屋敷がある通りに続く「ひよどり坂」へ。

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和の風情あふれる竹林に囲まれたひよどり坂を抜けていきます。

武家屋敷通りには、天保の頃に建てられた大・中・小と規模の違う3軒の武家屋敷が復元整備・公開されています。

この頃建てられた武家屋敷の規模や造りは、居住する藩士の身分を象徴していました。
天保4年(1833年)に制定された、武家住宅の基準「居住の制」によると、

【大屋敷】禄高:300石以上 建坪:39~63坪
【中屋敷】禄高:100石以上 建坪:27~33坪
【小屋敷】禄高:小知 建坪:24坪内外
※禄高=給料(お米)

この他、門・玄関・長押・畳の様式についても、規制がありました。

先ずは、チケット売り場が併設されている【大屋敷】旧河原家(きゅうかわらけ)へ。

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佐倉に残されている武家屋敷中では最も古いといわれる旧河原家住宅(千葉県指定有形文化財)。
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河原家住宅には、300石の禄高をとる上級武士が住んでいました。写真奥と手前には2つのかわや(トイレ)が!

室内に入ることは出来ませんが、家財道具や調度品など多くの展示を外から見ることができます。

次は、お隣の【中屋敷】旧但馬家(きゅうたじまけ)へ。

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河原家よりやや規模の小さい旧但馬家住宅(佐倉市指定有形文化財)では、室内の見学もできます。
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部屋の中の鎧兜に驚く(汗)。

庭の垣根を通り抜けて、そのまたお隣の【小屋敷】旧武居家(きゅうたけいけ)へ移動。

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武居家の庭から見た但馬家。「たけのこの里」が食べたくなる景色♪
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旧武居家住宅(国登録有形文化財)。百石未満の藩士が住んでいた小屋敷。室内には、藩士の生活に関する資料が展示されています。

佐倉の中心新町を通り抜け旧堀田邸へ

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商人・職人の町とあり、界隈にはが目立ちます。
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佐倉市立美術館。赤レンガのエントランス部分は、1918年(大正7年)に「旧川崎銀行佐倉支店」として建設されたもの。千葉県指定文化財(有形文化財)。
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おはやし館の入り口に展示されている、江戸時代に作られた山車人形

和菓子の老舗『蔵六餅本舗 木村屋』で休憩

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現在は和菓子屋ですが、もともとは明治15年に銀座木村屋の2号店として創業したパン屋でした。
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300円で好きなお菓子一つと緑茶を楽しめます♪看板になっている『蔵六餅』は、佐倉藩主の堀田家に伝わる「蔵六石」にちなんだ名菓で、六角形のあんこ(粒・こし・しろあん)とギュウヒが入った最中です。
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ここにもルパン!どうやら、モンキーパンチ氏は佐倉に住んでいるらしい。

尚、このお店では、蔵見学もできるとのこと♪

旧堀田邸

旧堀田邸は、最後の佐倉藩主堀田正倫(ほった まさとも)の邸宅です。
現在も残る、主家・門番所・土蔵と庭園が、一般公開(一部非公開)されています。

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玄関。 国指定重要文化財である旧堀田邸は、現存する明治期の旧大名家邸宅としては数少ない貴重なもの。
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やはり仁先生来てたのね!!そんなことではないかと思っていたわ♪ が、撮影に使った書斎棟は非公開。

佐倉順天堂記念館

佐倉順天堂は、堀田正睦(最後の藩主堀田正倫の父)の招きを受けた佐藤泰然が天保14年(1843)に開いた蘭医学塾です。

現存する建物を佐倉順天堂記念館として、多くの古書(撮影不可)や資料を保存・公開しています。

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佐倉順天堂記念館

順天堂では、膀胱穿刺、帝王切開、卵巣水腫開腹、乳がん摘出など、当時としては最高水準の外科手術が行われていたそうです。
が、泰然は、麻酔の安全性に懐疑的であったため、あえて無麻酔で手術をしていたそう…ひえっ(華岡流と呼ばれる一派は、麻酔手術を行っていた。ホッ)。

とにかく順天堂には、全国から多くの塾生が集まり、皆必死に学んでいたそうです。

やはり、JIN-仁に出てくる「仁友堂」のモデルは、この「順天堂」なのでしょうねぇ(^^♪

佐倉三館めぐり足跡マップ

【地図上の番号をクリックすると詳細が出ます】

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