成田羊羹資料館とお不動様旧跡そして酒粕

「寒い、甘酒が飲みたい。それも、おいしい酒粕から作る、甘すぎず、ほんのり甘いものがよい」

と、おいしい甘酒を求めながら悶々と過ごしていた私のところに、成田山表参道に店舗を構える酒蔵「長命泉」の期間限定(12/11~3/31)酒粕販売が開始!という素敵なニュースが到来。

早速、成田の表参道へGO。

折角なので、以前から気になっていた、成田羊羹資料館お不動様旧跡庭園へも行ってみることにしました。(荷物になるので、酒粕を買うのは帰り際)。

成田羊羹資料館とお不動様旧跡庭園

成田羊羹資料館は、成田山表参道にあるなごみの米屋総本店の敷地内にあります。

成田のお菓子といえば栗羊羹

成田山周辺には、この栗羊羹を製造する老舗の和菓子店がいくつか存在します。
中でも一番目立つ店が、栗羊羹の産みの父諸岡長蔵が明治32年に創業した「米屋総本店」です。

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表参道沿いに幾つもの販売店を持つ「なごみの米屋」の総本店は、道の駅を思わせるゆったりとしたスぺースと品揃えが魅力。店内には、米屋が製造するすべての和菓子をはじめ、甘味喫茶、蕎麦屋も併設されています。
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店内では、お茶(無料)と共に、買ったお菓子を気軽に味わうことができます。
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お土産は生栗蒸し羊羹か芋羊羹か?(どちらも期間限定季節もの)と迷った末、紅あずま芋を使用の甘さ控えめ芋羊羹を購入♪

大正ロマンあふれる成田羊羹資料館

米屋総本店の店内を通り抜け、裏庭に出ると、懐かしの丸い赤ポストとのコントラストが素敵な、和洋折衷の建物が現れます。
館内受付では、絵葉書や郵便切手も販売しています。

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日本に数少ない羊羹の資料館(入場無料)。
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入口脇にある「おみくじコーナー」。100円を賽銭箱に入れお参り、おみくじ抽選棒を引き、書かれた数字の引き出しに入った小箱を取り出します。
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おおっ大吉!!しかもゴマ羊羹3本入り
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創業者諸岡長蔵の肖像画
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昔の羊羹パッケージの展示。米屋に限らず、日本中の老舗のものがずらり!
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羊羹の看板
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その昔、米屋の広告を務めていたのは、デビュー当時の岩下志麻さん♪極道の妻のイメージとは程遠い初々しさ!
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羊羹づくりに使われていた道具の展示と、米屋創業者諸岡長蔵の愛用品を展示した「長蔵の部屋」。
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練羊羹の材料
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ノベルティグッズ。バッグも!

等々、無料展示にしては、まずまずの見ごたえの資料館でした♪

お不動様旧跡庭園

資料館の裏にある米屋の菓子工場脇には、成田山新勝寺のご本尊「不動明王像」が遷座されていたという、お不動様旧跡庭園があります。

成田山開山の発端は、平将門の乱の鎮静を願う不動護摩の儀式を行う為、御尊像を成田南部「公津ケ原」と呼ばれる地に奉安したことに遡ります。しかし、室町時代中期以降になると、その伽藍もすっかり荒れ果ててしまった為、周囲の名主達との話し合いの末、成田村の名主諸岡三郎左衛門が自分の屋敷敷地内へ御尊像を遷すこととなり(つまりこの庭園のある場所)、その後元禄9年まで奉仕し続けたそうです。

諸岡三郎左衛門は米屋創業者である諸岡長蔵の遠縁にあたる人物で、お不動様旧跡庭園の一帯は三郎左衛門の屋敷跡地なのですな♪

あくまでも跡地である為、御尊像が無くなってしまった後のメインはきっとコレ。

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御尊像に毎朝お供えしていた清水が湧く不動の大井戸。毎年4月の週末には、誰でも無料で参加できる 「不動の大井戸茶会」が行われています。
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左から、諸岡長蔵虚像成田不動尊御遷座之旧跡記念碑平成水守り不動尊。 実際のお不動様は、紅葉の後ろにある大木辺りに安置されていたそうです。
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庭園もさることながら、お菓子工場を覗けるのも嬉しい♪

成田表参道にある酒蔵「長命泉」

辺りも暗くなってきたので、酒粕を求めて長命泉へ。

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あった!「長命泉冬季限定販売の酒粕」390円/400g。お店の人の話によると、2月頃には大吟醸の酒粕も出るらしい!が、わたくしその頃はゴゾにいて買えないや…。

そして、酒粕だけのはずが、つい味見をしてしまった為に、買わずにはいられなくなってしまったこの一本(汗)。

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槽口長命泉」1350円/ 720ml。これは美味しい、本当にうまい。できたての醪(もろみ)を搾りそのまま瓶に詰めた、フルーティーな香りの力強い原酒生酒。アルコール19%と日本酒にしては高いため、チビチビ味わいながら飲むのがよいと思います。ロックにしても美味しいでしょう。

このタイプのお酒は、開けたら毎日のように味が変化していってしまうそうなので、長くても3週間以内には飲み干す様にといわれたのですが(全然余裕)、それって、味が劣化するということなの?
個人的には、昨日より今日の方が美味しいような気がしたけれど。どうなのでしょう?

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