四旬節のマルタ伝統菓子『クワレズィマル』

四旬節とは40日の断食もしくは断肉期間

只今、カソリックの国マルタは、四旬節の真っ最中。

四旬節とは、カーニバル(謝肉祭)後の灰の水曜日からイースター(復活祭)までの40日間(日曜日を除く)のことで、信者たちは節制と回心に努めるべく「40日の断食もしくは断肉」をする期間なのです。

とは言っても、今日のマルタ人が、揃いもそろって断食をしている様子は無く、完全に肉抜きをしているとしたら、それは元々ベジタリアンだから?とさえ思ってしまう…そんな状況なのであります(私の知る限りでは)。

節制時期に食べるお菓子『クワレズィマルkwareżimal』

節制の時期なのだから、お菓子なんか食べている場合じゃないっ!

と、思いきや、この時期にちなんだ伝統菓子が、ちゃっかりと存在しています(一応ヒッソリ控えめに)。

クランチアーモンドが乗った茶色く長細い形のソフトビスケット『クワレズィマルkwareżimal』

クワレズィマル『kwareżimal』という名の語源は、ラテン語で四旬節を意味する「クアレズィマ quaresima」です。

スーパーの食品売場でも、それらしくヒッソリ売られていたので、これまた地味に一本だけ購入。

長さ15cm、値段は1.50ユ-ロ(約126円)

材料は、アーモンド・砂糖・小麦粉・卵白・オレンジウォーター・オレンジピール・蜂蜜・クローブ…と、マルタの伝統菓子に使うお決まりの材料がずらり。

私(日本人)・夫(イタリア人)共に、初めて食べましたが、

「おばあちゃんっぽい味」

というのが、共通の感想。

ナイフで簡単に切れる、しっとりとしたビスケット。

クロ-ブの風味が強いせいか?

なんとなく線香や福音香(カソリック教会で使われる)の匂いがするというか?

兎に角、見た目も味も地味で、節制の時期にふさわしい

そして、好き嫌いの分かれる味でしょうな。

シナモンやクロ-ブ風味が好きならば、癖になる味かも♪

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