モンツァに住んで8年。
最初の数年間は言葉・習慣・諸々の問題でやたらとストレスをためていた為、街自体をあまり好きになれなかった。
が、今となっては住めば都で、結構住みやすい街だなと感じている。
長く生活していれば、特に努力しなくても語学力はある程度向上し、様々な事に対する耐性もつく。
また近年、モンツァに住む外国人の数が増えたせいか、自分の存在もさほど目立たなくなり、以前ほどジィぃィぃィ~っと見られなくなった(ラテンピーポー目をそらさない。あれ結構ストレス)のも大きい。
人以外の部分でも、幽霊屋敷と化していた何軒ものパラッツォ(アパート・屋敷)が新装されたり、ガタガタだった道に石畳が敷かれたり、近所に素敵な児童公園が造られたりと、街の環境整備が進められたことも、住みやすくなった理由だと思う。
そして、恐らく、初めに嫌なものを沢山見ちゃったから、後からは良いものがぐんぐん見えてきているのかも。
何はともあれ、猫のピオッポがやってきて、そして娘が生まれてからというもの、忙しながら、いくらか楽に過ごせるようになったと感じている。
